あなたは、毎年年始に、今年こそは~~を成し遂げるぞと、毎年心に誓った経験はおありかと思います。
今年も、半分すぎていますが、私自身、その意気込みさえ忘れてしまっている情けなく思いう状況にいます。
それで、今回は、【覚悟】をもって、物事を成し遂げ、人生を変えていくということについてあなたとご一緒に考えていきましょう。
覚悟とは?
大辞林 第三版の解説
かくご【覚悟】
( 名 ) スル
① 危険な状態や好ましくない結果を予想し、それに対応できるよう心構えをすること。 「決死の-」 「危険は-の上だ」 「 -はできている」
② 〘仏〙 悟りを開くこと。
③ 知ること。 「郎従小庭に伺候の由、全く-仕らず/平家 1」
④ 覚えること。 「本歌を-す/徒然 238」
⑤ 観念すること。あきらめること。 「がつきめ、御意ぢや-せい/狂言・武悪」
[句項目] 覚悟の前出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
覚悟とは「これから起こるすべてを 受け入れる 心構え」の事をいいます。
その他にも「迷いがない状態」「準備ができている状態」等も指します。
また、覚悟という言葉はもともと仏教の「覚」「悟」という言葉からできております。
「覚」(目が覚める)→迷いがなくなる。
「悟」(世界を受け入れる)→受け入れる
ということですので、覚悟とは「迷いがなく受け入れる」状態であるといえます。
つまり、覚悟ができているか?という言葉は「君に迷いはなく、受け入れる 心構えはできているか?」というように読み替えることが出来るのです。
決心レベルと本気の覚悟の違いは?
決心レベルでは、【今までのステージのこと】が繰り返されてしまい、覚悟に見られる大きな変化は望めません。
本気の心からの覚悟をすれば、物事の認識の【前提】が書き換わります。
覚悟は、現実創造に必要なプロセスである、【感じ方】【考え方】【行動の選択】を変えるので、認識世界、視界が全く新しく書き変わるのです。
決心レベルでは、【もうほかに道はないんだ】【自分はこれをやるしかないんだ】【これだけに集中しよう】と自分に言い聞かせながらも、マインドは、変わらず、逃げ道を探り続けています。
私もよく、これで行こうと決めていたのに、次の日にはあれもいいな、これもいいなと気が散った状態になったり、無意識で、逃げ道を探す行動をしていたりで、決心と覚悟は大きく違うことに気づきました。
『覚悟』とは一つの選択で、その時点で頭の中にある情報(知識・記憶)をもとになされます。
『覚悟』する前に、想像しうる最高の事態と最悪の事態を両方とも体感してみてください。
そうした情報をもとに考えると、どの選択が自分にとってベストと思えるかと判断できます。
これは、理性面・感情面、両方からの判断になります。
そのとき、頭の中のイメージでは、選択したことから、受け取る未来の経験、それを楽しむ自分や、その経験からの学びで、人間的に成功した自分、そしてそこから開ける未来、というポティブなビジョンが出来ます。
一見、選択肢を制限されて追い詰められたニュアンスにも思えますが、覚悟とは、それより、さらに一歩進んで、【一線を越えた】ときに起こるのです。
覚悟した場合、心の底からのコミットメントが形成され、対象へのフォーカスが強力に働きます。
それで、頭の中から他の可能性がきっぱりと消え去ります。
そのような『覚悟』であれば、もっと強力なエネルギーを生み出すことができます。
【覚悟】が決まると、マインドも、観念し意識の持つ能力を100%発揮するようになります。
覚悟は自分の現実と向き合うことから始まる
自分の現実を見るということは、勇気のいることです。
「まだ、そこまで考えていないわ」「 とりあえず、今はこうしておこうかな?」「こうなることをどこかで待っているの」
決めたいけど覚悟はできていない状態ですね。
覚悟がないと、夢や願いに関する決定打はいつまで待っても訪れません。
現実と真摯に向き合い、【心の整理】【現実の整理】をして、自分の望む人生にするために、何を選んでいくか?何をやめるのか?何をスタートさせて、なにから卒業するのか?という、本当の気持ちの選択が始まるのです。
覚悟をきめることによって、自分の選択がぶれなくなって、軸がしっかり立ち、方向性もはっきりとしてくるのです。
その覚悟は、自然と周りにも伝わり、応援してくれるサポーターが現れたりもします。
【覚悟をする】ということは、コインの表裏とも受け入れること
3次元は二元性でできています。
二元性は、北と南、正しいと間違い、男と女、善と悪、光と影などのことです。
これを1枚のコインでイメージすると、コインの表は【喜び、得、プラス ポジティブ】裏は【苦しみ、損、マイナス、ネガティブ】で構成された人生のコインと呼びます。
覚悟を決めるということはこのコインを受け取る、つまり、
何かを成し遂げようとするときにそこに一緒に張り付いている問題や障害も引き受けること
人生で喜びで満たしたいなら、そこに張り付いている苦痛も引き受けること
それらの問題、障害、苦痛でさえも楽しんでしまうと決める!
覚悟する秘訣は
この人生で何をしたいのか決める
それをすることで、引き起こされる問題、障害、苦痛を想定する
それを引き受けると決める
引き受けた問題、障害、苦痛を圧倒的に楽しむと決めることです。
恋愛における覚悟
相手を愛しぬくという覚悟、、、
恋愛というのは幸せ喜び以上に、苦しい時が多いもの。
恋愛経験の浅い人は、恋愛の苦しみが途方もなく大きく、乗り越えられないと感じてしまうことが多いようです。
その苦しみを乗り越えるにはその苦しみをとことん味わうしかない、、、のです。
その苦しみに耐えきれずに逃げたなら、その時はまた、誰かを愛しぬくという経験のないまま、つまり覚悟を持った恋愛でなく、未熟のママ次の恋を追うという繰り返しになってしまいます。
その苦しみを超えていく覚悟を持つなら、その苦しみを味わい尽くしてそれでも立っていられる自分でいるしかないのです。
愛しぬく覚悟を強く強く決め、どんなに苦しくても、目の前の恋愛にとことん向き合うしかないのです。
その人をひたすら愛する自分の人生をとことん生き抜くのです。
そうしていると、恋愛で盲目になっていた視界が開いてその人を一人の人間として冷めた目で見ることになり、その人の本質を見抜き、弱さ、狡さ、すべてをわかったうえで、それでもその人を愛し続けるかどうするかを、決めていくのです。
覚悟をもって愛しぬくとは、そういうことです。
そして自分が納得のゆくようにその人を愛しぬけたというその経験は自分にとって素晴らしいものであり尊いと思えるのです。
まとめ
今日ご紹介したことを少しでも実践してみてください。
そうして、どういうレベルのものが【覚悟】であるのかを経験から判断し、ほんの小さなことでもよいので、練習してみましょう。
その経験の積み重ねから、あなたが、覚悟の力を理解され、今後の人生に大きな力を得ることになるでしょう!