私もそうですが、あなたも、コロナ禍の中で、不安の中相反する情報が流れ、日々不安を覚えておられるかもしれません。
世間では、これが常識だといわれていることや、特定の人だけに聞いたリサーチ、また自分の周囲の価値観で、世の中みんながそうだと判断してしまうことがあります。
ですから、このような外からの情報にばかり接しているといつのまにか自分の意思が持てなくなり振り回されることとなります。
そして、ネガティブな思いや感情にジャックされている自分に気づき何とかしなくてはと焦っておられるかもしれません。
こんなにネガティブだと、波動を下がってしまい、引き寄せの邪魔をされてしまう、、。よく聞くスピリチュアルでそういわれていたっけと思ったりされる方もあるかもしれません。、、、。
そんなとき、あなたは、これではいけない、いつもポジティブでいないとダメだと思い【落ち込んでいる場合ではないよ、前向きに!】と無理に自分に言い聞かせるなどして、逆に心を不安定にされてはないでしょうか?
見たくないネガティブ思考
多くの人が【臭いものにはふたをする あっちに行って】とばかりにネガティブな思考、感情を見てみぬふりをして、排除しようとしています。
それは、あなたに限ったことではありません。
私もそうですが、誰でも、人に見せたくないようなブラックで、ドロッとした思考、感情を持て余すことがあります。
たとえば、他の人について
こんな人、どっか行っていなくなればいいのに~
あの人の顔、見たくない~嫌い
あの人のやっていること上手くいかなければいいのに~
あの人が成功するのは、妬ましい
口では、おめでとうと言ったけど、本心は心から友達の幸せを喜んでいない
等々
しかも、他人に対してだけではなく自分に対してでさえ、
私なんてどうせ
周りの人にはできても私には無理
私の能力はこの程度だ
なんで私はだめなんだろう
あの人と比べて、私はできていない、だめだ
等々、自分を責めてしまう思考、感情や、自分を否定的にとらえる思考、感情でいっぱい。
ある心理学者がカウンセリングを実施したクライアント(患者)の多くは、自身の感情について語る際に「ネガティブになってしまってごめんなさい」と言う傾向にあったとのことです。
それは、「ポジティブに考えなければならない」という社会的なバイアスが存在していることに理由があるからです。
ネガティブな感情を悪者扱いすることが【常識】とされ、何の疑いも持っておられなかったのではないでしょうか?
ネガティブな思考、感情に対して、
悪者
厄介者
なくてもいいもの
余計なもの
迷惑なもの
引き寄せの邪魔をするもの
波動を下げるもの、、、、、、。
という負のレッテルを貼ってはいないでしょうか?
とにかく、ネガティブな感情は、はなから良くないものと,敵に回して、自分の中に敵対関係にある自分を設定しています。
ある人は、次のように語りました。
「No!ネガティブ!Yes!ポジティブ」そんな感じで自分に言い聞かせてたんですよね。
ネガティブな気持ちになってはいけないと、ひたすらに感情を押し殺していました。
一時的にはその対応でもいいでしょう。その場しのぎとしては。
でも、これが蓄積されるとどうなったのか?
それは「鬱病」という形で現れました。まともに事を考えられない状態になってしまったんですね。
それは私が、私のネガティブな「感情」のことを、無視したり、自分の中から追い出そうとしたりしたからなのです。
ネガティブな思考、感情は、変化のためのお知らせのサイン
ネガティブな思考、感情はあなたの敵か?
答えは、否です。
実は、ネガティブな感情は、悪者ではなく、全く逆の、【人生を大きく変えるためのサイン】となりうるのです。
えーっ、一体どういうこと?と思われると思います。
人の基本的な感情は、大まかに4つあり、【怒り】【悲しみ】【不安】【喜び】に分けられていますが、喜び以外は、ネガティブな感情ですね。
普通、私たちは、うれしい、楽しいなどのポジティブと思われる感情は良しとしますが、腹が立つ、心配、つらいなどのネガティブな感情は良くないと位置付けてしまいます。
しかし、宇宙からは不必要なものはあたえられることはあり得ません。
陰と陽、光と影には役割り分担があり、互いに役割に徹しています。
ポジティブだけを受け入れネガティブを切り捨てることは、宇宙の意図、法則からはずれてしまう、つまり恩恵を受けれなくなってしまいます。
ですから、ポジティブもネガティブも両方必要です。
ポジティブ【陽】、ネガティブ【陰】陰陽のセットですから、陰陽に優劣がない、陰も陽も同じ価値があると捉え自分の何かを輝かせてくれる何かを見せてくれるのかな?とみなすできます。
そしてネガティブ思考や感情は、自分の本心を探り、気づかせてくれます。
ネガティブな感情や、マイナスの思考が出てきたときに、人は自分の人生についての【哲学】を始めます。
*自分の人生は果たして、これでいいのだろうか?
*本当は自分はどうしたいのか?
*なんでいつもこんな風にネガティブなとらえ方をしているんだろう
という問いが出てきます。
ポジティブな感情だけでは、上記の問いと向き合うことはなく、進化もなく【変化】は望めません。
ですから、ネガティブ思考、感情が出てきたら、【ありがたきサイン】として受け取り、これまで、同じパターンを繰り返していた行動や、思考の癖に気づき望む方向へとどんどん変えていくことが可能になりますね。
ですから、ネガティブにはりつけていた悪いレッテルをはがしてみましょう
先ほども言いましたが、もう一度言います。
むしろ、ネガティブな感情のほうがポジティブな感情よりも、私たちの人生を変えていくのに、大きな役割を果たしているのです。ポジティブでいるよりも、むしろネガティブサインからのほうが恩恵が多いのです。
目からうろこの、ネガティブな思考、感情との付き合い方
ネガティブの扱い方
基本:【ただただ受容】して出るままにしておく
ネガティブな感情を押し殺そうとすることは、逆にその思いを増幅させてしまいます。
ネガティブな思考、感情とうまく付き合っていくにはポジティブではないことに罪悪感を持たないようにしながらも、ネガティブな思考、感情があることを受け入れてのみ、つまり注目し、気づいてやり、そこに居ることを許し、認めてあげることが大切です。
感情は、例えネガティブな感情であってもまずは価値評価を一切交えないようにしつつ「思いはただの思い」「感情は単なる感情」として、ありのままに「受け入れる」ことが重要です。
そうしないと、その感情は愛されていなかったものとして、愛されるまでつまり、気が付いて扱ってもらえるまでサインを送り続けてくるのです。
何を伝えたいかわかってほしいからです。
その感情を【サイン】と気づいたら、特に、誰にも言いたくないほどネガティブな感情であればあるほど、しっかりと相手をしてあげましょう。
また、ネガティブな感情は、感じ尽くす、やり切るということでエネルギーを変えて行くことができるのです。
苦手と思える感情ほど、そばに置いてみてあげましょう。
例として執着という感情について考えてみましょう。
結構、手ごわい感情ですよね。
執着の場合気持ちの切り替えが本当に難しいですね。
執着から、解放される方法や早くシフトしていく方法は、【執着しきる】ということです。
執着している自分から目をそらさず、否定せず、受容して直視するのです。
子供が1つのおもちゃにはまり、ずーっと肌身離さず、遊ぶ時期がありますが、飽きるとポイっと手放し、まるで、それを忘れてしまったかのようになることがありますが、これと似ていますね。
決して無視してはなりません。
【認める】ことは【愛】なのです!
しっかりと愛してあげて、エネルギーシフトさせましょう。
【あー心が痛い!】という感情ほど、嫌がらずに丁寧に真正面から見てあげると心に決めてください。
それによって必ず、現実も変化するのです。
やってはいけないこと
1排除
あなたの中で生まれた「感情」は、その瞬間に、あなたの大切な一部となります。
ですからネガティブな「感情」であっても、無視したり、追い出そうとしたりするなら自分で自分の一部を切り離そうとする行為となり、さらに苦しくなるので、絶対にやってはいけません。。
あなたがネガティブな感情を感じたときには、すぐにその1つ1つを、、ただただそこに居るのを認めてください。
そしてそれを繰り返すうちに、それが「自分の気持ちを大切にする」ということであり、あなたが唯一ラクになれる方法であるということを、理解することができるでしょう。
なぜなら、陰陽はセットであり、それぞれに役割があるからです。
そして、私たちには、何事も「排除する」つまり、分離するという選択肢はありません。
ですから、ネガティブは、出るままに出すでいいのです
わかりやすいたとえで、お伝えすると
傷が治る時、かさぶたになって、いずれはがれていきますね。
無理やりはがそうとしたときに血が出ます。
ほっておけばいずれ自然にはがれて、その後はきれいな皮膚になります。
ネガティブな感情も、触りすぎないようにしましょう。
ネガティブな感情は、あなたの一部分です。ただ、声を聴いてあげるだけで敵対関係は解消していきます。
2ジャッジ
受容 VS ジャッジ の違いについて話しますね。
つまり、【私はあの人が嫌いだな】というのと【あの人はだめだ】との違いについて説明しますね。
【私はあの人が嫌いだな】というのは、言い換えると
【私はあの人嫌いだなあ。あの人のこと嫌いだけれど、でも、そう思ってもいいよね。私とはどうも価値観が合わないけれど、あの人はあの人で良し。私もわたしの価値観で良し。】という自分にも、相手にも、いい悪いの評価【ジャッジ】を入れない見方になります。
【あの人はだめだ】というのは、いらないから消すといういみです。
、無意識に私たちはさばく癖を持っており、日常的に自分のことも、誰かのことも、ジャンジャン裁いているので、受容することは案外、度量がいることなのです。
しかし裁くことをやめて、受容するようになれば、人間関係も楽になり、セルフイメージも上がります。
逆にジャッジして終わりにしてしまうと、そこからの恩恵~つまり、気づきがゼロになり変化できません。。
ネガティブな感情を速攻排除せず、【何を教えてくれるのだろう?】【自分を知るため使おう】としてください。
まとめ
今日はネガティブな思考、感情は、変化のためのお知らせのサイン。であることについてお話ししました。
自分の大切な一部であるネガティブな思考、感情に対して、負のレッテルをはがしましょう。
陰【ネガティブ】があると陽【ポジティブ】が輝くとも言われているように、陰も陽も同じ価値があります。
陰であるネガティブからのメリット、恩恵を少しでも理解できたなら、ネガティブな感情を受け入れ、【ジャッジをしない】で、この感情は一体私に何を教えてくれているのかな?という意識まで引き上げてくださいね!
今すぐ、【ネガティブから受け取ったサインや気づきから、どんどん望む未来へ自分の世界を変える】と決めてください。
そうすることで、どんどんあなたの現実を変えていけますように。